遺したい想いを一冊に。
いつまでも色褪せない本をつむいでいきます。








「WEB全盛のこの時代に、どうして本づくりにこだわるのか」
――そう、よく質問されます。

手にしたときの紙の質感、装丁の美しさ。
一冊を通して立ち上る著者と作り手の想いに触れて、
自分だけの宝物を手に入れたような喜びが、そこにはあるから。

「SPIN」とは、本にはさんでいる「ひも」のこと。
そして「つむぐ」「つなぐ」という意味もあります。

「ことば」と「おもい」をつむいでいきたい。
著者と読者、「人と人」をつむいでいく存在でありたい。
そして、子どもたちや、ちょっと疲れた大人たちの心の中に、ひとつでも
「前を向いて歩いていくための種」を届けることができたなら。

時代が変わっても、いつまでも色あせない一冊をつくりたくて。
私たち自身が子どものころのようなワクワクした気持ちで、
いろんな想いを丁寧につむいでいきます。